Z世代の特徴や性格とは?仕事や働き方に対する価値観やその向き合い方を紹介

更新日 2024.03.192024.03.19コラム

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「Z世代」と呼ばれる世代が社会で働き始める時代となりました。生まれ育った時代背景が異なれば、世代間での価値観も当然異なります。最近では、管理職やリーダーの方々が頭を悩ませる問題として、「最近の若者に対して、どうアプローチするのが正解なのかわからない」という声が多く挙がります。Z世代を理解し彼らの強みを発揮してもらうためにも、本記事ではそうした悩みを持つ皆様に向けて、職場におけるZ世代との向き合い方のヒントをいくつか提示します。

Z世代とは

Z世代の由来

「Z世代」という言葉の発祥はアメリカです。当時、アメリカで1960年から70年に生まれた人を指す言葉として使われていた「ジェネレーションX(Generation X)」という言葉が由来といわれています。その後、1世代ごとにX,Y,Zと、アルファベットで世代を表現するようになりました。

Z世代の年齢は?

Z世代とは、生まれたときからインターネットが普及しているデジタルネイティブ世代です。一般的には、1990年代後半から2000年代に生まれた世代を指すことが多いですが、明確な定義があるわけではありません。

これまでの世代の価値観

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X世代・Y世代(ミレニアル世代)の価値観

Z世代の他にも、「X世代」「Y世代(ミレニアル世代)」という言葉を聞いたことがある方も多いでしょう。こちらも明確な定義はありませんが、一般的に「X世代」は1960年代後半~1980年頃に生まれた世代、「Y世代(ミレニアル世代)」は1980年代~1990年代前半頃に生まれた世代を指します。人の価値観は、生まれ育った時代背景や環境に影響を受けるため、それぞれの世代が持つ価値観も当然傾向としての違いがあります。

たとえば、X世代は高度経済成長期やバブル期といった”右肩上がり”の日本経済と共にキャリアを築いてきており、キャリアの成功体験も強く「頑張れば報われる」という考えが比較的根強い傾向があると言われています。一方で、Y世代(ミレニアル世代)は、離職率が高い・不安定な雇用などの時代背景もあり”右肩上がり”という神話に疑問を持っている世代です。人口ピラミッドのボリュームゾーンでもあるので常に競争にさらされてきており、またベテラン世代からの叱咤激励のもとで育てられてきた世代でもあります。

Z世代の価値観

先述したように、Z世代はデジタルネイティブであり、インターネットやSNSを通じてリアルタイムで世界の情報を知る機会が多い世代です。そのため、社会問題への関心が高く、多様な価値観に触れる機会も多いです。また、少子化による人口減少世代であるため、上の世代のような厳しい競争を経験していません。生まれた頃から低成長の時代が続いている世代でもあるので、現実主義的な面があり、また”コスパ” (コストパフォーマンス)、”タイパ”(タイムパフォーマンス)を重視する傾向が相対的に強いです。


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世代間の壁というのはそれぞれある中で、殊さらにZ世代との世代間ギャップを強く感じがちである(よく取り沙汰される)のは、以下のような大きな社会環境の変化が背景にあると考えられます。

  • デジタルコミュニケーションの進化
  • 少子化による人口構造の変化
  • 1つの会社に勤め上げるという従来型のキャリアロールモデルの喪失
  • 多様な価値観の広がりや接点の増加

現在、Z世代が新入社員として仕事・職場環境で働く時代になっています。Z世代は上記のような社会構造の変化の中でこれまでの世代とはまた別の価値観を持っており、時に上の世代からは何かと扱いづらい存在というネガティブな文脈で捉えられることも少なくありません。

Z世代はこれからの時代を担っていく世代であり、どう活躍の場を広げていけるかは社会にとっても、会社・組織にとっても重要なテーマです。ただし当然、世代間の価値観ギャップによって職場でのコミュニケーションの齟齬・関係構築の失敗などが起きてしまえば、早期離職や成長の鈍化などを引き起こしかねません。だからこそ、Z世代の価値観や考え方を、上の世代も理解する(しようとする)ことが大事になってきます。

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